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血中循環細胞捕捉用MEMSチップの研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小幡 勤  富山県工業技術センター, その他部局等, 研究員(移行)
研究期間 (年度) 2013
概要MEMS技術を用いて血液中に浮遊する細胞を捕獲するチップの開発をおこなった。チップは、磁性膜とスルーホールにより構成され、磁性膜とスルーホールによる捕獲、磁性膜、スルーホールのいずれかによる捕獲に対応している。スルーホ-ル形状は十字形であり、中心部分はふるい寸法径となっている。マイクロビーズによるテストでは、穴径付近を境にしてビーズの大きさが分別できた。また、磁気ビーズによる評価では、磁性膜あるいはスルーホールで構成されるトラップ上に最終目標である80%以上の割合で捕獲可能であることが確認できた。磁界を形成している磁石の磁束分布に捕獲場所が影響を受けており、今後トラップ設計の最適化が必要である。また実際の細胞では硬いビーズと挙動が異なることから、ターゲットとする細胞に合わせた設計を再検討していく必要がある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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