表面実装用高輝度・高出力LED反射材に向けた高耐久性ナノ複層型Sn/Ag3Sn多層めっきの開発
研究責任者 |
呉 松竹 岩手大学, 工学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2013
|
概要 | 表面実装LEDデバイスへの実用に向けて、精密なめっき法によりSn、AgとAg3Sn層の膜厚が様々にデザインされたSn/Ag3Sn系複層型めっきを創製した。現行のLED用のAgとAuめっきを比較して紫外―可視光領域における光反射特性を評価し、Sn/Ag3Snめっきは他のめっきより高い鏡面反射率を示すことが認められた。また、JIS標準に基づいて耐硫化性試験および紫外線照射下の環境劣化加速試験を行い、優れた耐久性を有することが確認された。LEDパッケージの作製における実装プロセス耐熱性なども確認した。さらに、各種特性評価前後のめっき膜の化学組成および結晶構造を調べ、そのメカニズムを解明した。
|