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チタン系酸化物による高性能熱電モジュールの創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 杉山 重彰  秋田県産業技術センター, 素形材プロセス開発部, 主任研究員
研究期間 (年度) 2013
概要本課題では、安全、安価で、高温領域での使用が可能な酸化物系熱電材料に着目し、(1)マグネリ相の生成メカニズムの解明、(2)チタン系酸化物への化合物添加によるマグネリ相の作製と熱電特性評価、(3)高性能酸化物系熱電モジュールの創製、について検討した。通電加圧焼結装置を用いて作製したTiO2-xmol%TiN(x = 0、1、5、8、10、20)組成焼結体はマグネリ相を生成し、無次元性能指数ZTは、x = 10組成において最大値を示した。また、TiO2系熱電材料を用いて、スパッタ法により電極層や電極・配線層の形成を行い、n型熱電材料のみで構成されるn-n型の熱電モジュールを作製した。今後は、酸化物系熱電材料の更なる熱電性能の向上、並びに熱電モジュールの実用化について検討を進める。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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