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後眼部疾患において眼内注射を不要とする粘膜付着型リポソーム点眼製剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田原 耕平  岐阜薬科大学, 薬学部, 講師(移行)
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、粘膜付着性ポリマーによるリポソームへの表面修飾により、点眼リポソームによる後眼部への薬物移行量の増大を達成することを目標とした。点眼リポソームによる薬物の後眼部送達には、カチオン性ポリマーであるポリ-L-アルギニン(PLA)による表面修飾が効果的であることが明らかとなった。最適なPLA分子量や濃度を選択することで、良好な分散性を有する表面修飾リポソームを調製することができ、点眼後の網膜への薬物移行量が向上した。PLA修飾リポソームが眼粘膜と相互作用したため、網膜への送達効率が増大したと考えられた。今後は、実際の薬物を封入したPLA修飾リポソームを用いて、in vivoにおける薬理効果を評価する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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