体内で増殖不可能な臨床分離株由来のサイトメガロウイルスワクチンの作成
研究責任者 |
磯村 寛樹 愛知県がんセンター(研究所), その他部局等, その他(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本課題は、ウィルス複製が進行するにも関わらず、宿主のヒトサイトメガロウィルス(HCMV)に対する細胞障害性T細胞(CTL)が誘導できる弱毒HCMVであり、体内では増殖が不可能なDisabled Infectous Single Cycle(DISC)ワクチンとしての応用が期待できる。このDISCワクチンは、体内で増殖しないために安全性が高く、宿主麺免疫の誘導効率が高いという特徴を有すると予想される。そこで今回、組換えHCMV をヒトの内皮細胞に感染させることにより、DISCワクチンとしての安全性を示唆する結果が得られた。今後はUL欠損DISCワクチン株でも後期遺伝子の転写の活性化が起こらないことを確認する予定である。
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