研究責任者 |
二木 史朗 京都大学, 化学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 膜の曲率は細胞内小胞輸送や細胞融合の本質を担う基本概念であり、これを制御することにより、新しい概念による細胞内への生理活性タンパク質・核酸類の送達法の樹立が期待できる。本研究では、生体膜に曲率を誘導可能な適当なペプチドを利用することにより、(i)アルギニンに富む膜透過ペプチド(CPP)とそのコンジュゲートの細胞内送達効率が大幅に向上することや、(ii)Fabなどの効率的細胞内送達が可能であることを示唆する結果が得られた。今後更にその有用性を検討し、特許性があることが確認できれば、事業化の可能性を探りたい。
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