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圧電素子アレイによる着座式心拍・呼吸信号計測システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 伊賀崎 伴彦  熊本大学, 大学院自然科学研究科(工), 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要着座での心拍・呼吸信号の計測に特化した圧電素子センサ、およびそのアレイデバイスから計測された信号から心拍・呼吸信号を正確に抽出するアルゴリズムの開発を目標にそれぞれの試作を行った。圧電素子については、ステンレス基板のPZT圧電膜が有効であることが確認され、目標とする圧電素子としての可能性が示唆された。アレイデバイスについては上下に配置した2枚のPVDFの間に緩衝材を挟んで左右に2組配置することで、上のPVDFで心拍・呼吸・体動の混合信号を、下のPVDFで体動信号のみを計測できていたことから、体動除去の可能性が示唆された。アルゴリズムについては、左右に配置したアレイの出力信号から体動の影響を受けずに心拍・呼吸信号を抽出できていたことから、目標とするシステムとしての可能性が示唆された。今後はステンレス基板のPZT圧電膜をアレイ化し、高精度の体動の除去および心拍・呼吸信号の抽出の実現化を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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