1. 前のページに戻る

活性コークス誘起マイクロ波プラズマによる瞬時起動型非平衡排ガス処理

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 板谷 義紀  岐阜大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要内燃機関の触媒式燃焼排ガス処理装置に代わり,触媒の昇温までの作動時間遅れのない瞬時起動型高効率排ガス処理技術の開発を目指して,マイクロ波プラズマによる排ガス処理特性評価試験を実施した.活性コークス充填層をすすなどのPM用フィルターおよびマイクロ波プラズマ誘起媒体に利用した場合,アルゴンバランスガス流通では充填層上流側にダイナミックなプラズマが生成し,95 %以上のNO分解反応率を達成した.一方,窒素バランスガス流通では充填層上流側でのプラズマ生成が認められないものの,充填層内での微弱プラズマまたは放電や昇温に伴う炭素質の還元効果により,ある程度の脱硝効果が得られた.本成果から,反応動力学的機構の解明を通して最適な活性コークス充填層型反応装置設計等の課題が明確になり,革新的排ガス処理技術開発のための基礎的知見が得られた.

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst