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放射性セシウムの輸送体が欠損した変異体イネの探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 秋廣 高志  島根大学, 生物資源科学部, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要本研究の目的は、セシウム(Cs)輸送能を有するイネ輸送体遺伝子に塩基置換が生じた突然変異体を単離することである。本研究ではTILLING法を用いて変異体の探索を行い、3つの輸送体遺伝子の変異体を単離することに成功した。この中の一つはシロイヌナズナホモログの解析により、この輸送体を欠損したシロイヌナズナのCs吸収能が減じることが明らかになっている。今回単離に成功したイネ変異体も同様にセシウム吸収能が低下している可能性が高く、今後は汚染土壌を用いたCs吸収特性試験を実施し、吸収能を評価する予定にしている。 イネにおいてもCs吸収能が低下するという結果が得られれば、Csを吸収しない安心安全なイネや作物の作出に応用できるものと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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