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無機吸着材を用いたフッ素・ホウ素含有温泉排水の高度処理技術開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 桑原 智之  島根大学, 生物資源科学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要温泉排水処理に適応可能なフッ素・ホウ素吸着処理技術を開発することを目標に,無機吸着材であるSi-Al-Mg系複合含水酸化物の合成方法と処理装置運転条件を検討し,既に持つフッ素吸着能力に加えてホウ素吸着能力の付与を目指した。ホウ酸に対する選択吸着能力の観点では既知の能力とほぼ同程度であったが,検討したpH 7~11の範囲においてホウ酸を吸着できることが明らかになった。最適初期pHは9であり,このときホウ酸吸着量は最大値を示した。カラム試験により通水条件でフッ素含有温泉水を処理した結果,造粒化技術に関する問題点が抽出され,今後は適切な造粒化技術を確立する必要性が示された。造粒後のフッ素・ホウ酸吸着量の評価した後,温泉排水処理技術としての技術移転を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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