研究責任者 |
惠 淑萍 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 針で採取した細胞の脂肪滴の量をモニターし、内標準法で脂質を定量できた時に、評価法の知財化と技術移転が可能になる。また、脂肪滴の酸化を阻止しミトコンドリア機能維持に役立つ物質が同定された時、最大の知財と技術移転の可能性が生じる。技術的課題、1)培養細胞に脂肪滴を形成、脂肪滴を定量的に評価、2)ミトコンドリア機能評価(膜電位測定)と脂肪滴との関係把握、3)脂肪滴採取と脂肪滴脂質(過酸化脂質を含む)の定量質量分析、以上の問題の解決に取り組み、1)、2)は実施できたが、3)は脂肪滴採取と内標準物質(安定同位体)合成までで時間切れとなった。達成率は90%。今後は現状の評価系での目的の食品成分の探索と、評価系の完成度向上に努め、両面で技術移転の可能性を追求する。
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