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Ni基金属間化合物合金を用いた新規多機能コーティング材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 金野 泰幸  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要溶射・肉盛りでは,表面に付与したい機能に応じて溶射材料が選定されるが,金属系の溶射材料で耐熱性,耐摩耗性,耐食性を兼ね備えたものはなく,その開発が望まれている。本研究では,研究代表者等のグループが開発したNi基超々合金を用いて,低温から高温にかけての耐摩耗性と,耐環境性を兼備した新規の高機能コーティング技術の開発を行った。Ni基超々合金粉末を用いてプラズマ溶射法によってSUS304基材にコーティングを行った結果,密着性のよい皮膜が得られ,さらにこれを熱処理することで,本合金特有の2重複相組織が形成し,当初目標であった600HV以上の硬さを実現することが出来た。今後は溶射材料の合金組成や溶射条件等を最適化し,さらなる皮膜特性の向上を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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