概要 | 遠隔音声の高品質(高SN比)収音を目的として,鉛直曲線状にマイクロホン素子を等間隔配列するアレイを用いて,目的音声を含む部分空間内の収音感度を外空間と差別化する方法を定量評価する仕組(ソフト,ハード)を開発した.目的音声の中心周波数を超える帯域において,10 dB以上の領域内外集音感度差を得るために必要な アレイ開口長,マイクロホン素子数,及びアレイ・目的音声間距離の範囲 を求めることが出来た.今後は,計画より遅れている実機(ハード)による検証を進めるとともに,具体的な応用例の探索に努める.なお,本技術は収音系と再生系の相反性により,再生系にも適用出来る技術である.
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