アモルファスブルー相を用いた新規液晶表示素子の開発
研究責任者 |
吉澤 篤 弘前大学, 理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | アモルファスブルー相(BPIII)における実用的な温度幅の達成、駆動電圧の低下および電圧—透過率曲線においてヒステリシスを生じない材料を開発することを目標とした。BPIIIの温度幅拡大を目的として高分子安定化の条件検討を行い、BPIIIの温度範囲が0°C〜55°C、電圧—透過率曲線におけるヒステリシスがなく、25°Cにおける応答時間が電界印加時1.3μs、電界除去時2.8μsの材料を開発した。BPIIIが実用的なディスプレイ用表示媒体になることを示せた。現時点では実用的な温度幅と低駆動電圧の両立は達成できなかった。今後は駆動電圧の低下に注力する。
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