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広帯域電波吸収性能を有する磁性化ウッドプラスチック内装材の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三浦 健司  岩手大学, 工学部, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要本課題では混練型磁性WPCを内装材一体型電波吸収体に展開すべく,実用面と生産面から2点の検討を行った。内部形状の工夫による広帯域化検討では,無線LANの2周波数帯のみの吸収を実現させることに注力し,中空構造四層型吸収体の設計に着手した。その結果として,吸収特性が異なるコンパウンドを適切に選択し多層配置する手法により,2.45,5.2GHz両方の整合周波数を有する構造を提案した。さらに提案構造でFDTD法による電磁界シミュレーションを実施し,中空構造リム部での電磁波の擾乱が小さいことを確認した。磁性粉微細化については,数μmから約200μmの粒径で検討したところ,表面硬さや曲げ強度,誘電率,透磁率に関しては大きな特性変化は認められなかったが,熱流動性を確保するためには粒子径100μm程度以下であることが良好であることを明らかにした。今後の展開として,提案構造での試作と電波暗室での実証実験が必要となる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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