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チャノキの生産コストを削減する葉の陰葉化技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 柴田 勝  山口大学, 教育学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要日本茶の高品質化は、新芽を遮光するなどの独特の栽培法により行われているが、光合成を抑える遮光処理は成長抑制や樹勢低下などの問題を含んでいる。このために、遮光処理により得られていた茶葉の品質を誘導可能な栽培管理技術として確立するために、樹木の生態生理を基礎とした茶葉の陰葉化について検討を行った。まず、特定の条件下で葉の展開と共に葉厚の確保などの陽葉化を促し、その後、内部組成を陰葉化させることで、目的とする形質とすることができる(達成度80%)ことを示した。また、樹木特異的な色素による陰葉化指標を用いて特定のハードニング処理を行うことで、色素量の調節を行った(達成度40%)。高機能性成分のテアニンの代謝に関与する酵素類の遺伝子、タンパク質を同定することで、実験の効率化を図った(達成度50%)。しかし、茶葉の陰葉化を効率的に行うまでには至っておらず、処理条件などの検討をさらに要する(全体の達成度は50%程度)。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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