概要 | わが国では2025年問題を控え、医療従事者にとっては少ない人数で多くの患者を支える仕組みが今後ますます必要になる.そこで,本研究では,少子高齢化社会における医療の持続性確保を目指し、IT導入による夜間業務負担軽減を図るため,巡視業務に着目した,光通信技術による夜間巡視支援システムの基礎研究を行った. 可視光通信・電波通信併用型の夜間巡視システムについて検討し,移動端末・固定端末のモデルを試作して,実験的検証した結果,巡視者・病床・巡視時刻の各情報をタイムリーに自動記録できる仕組みを構築することができた.今後は、信頼性向上や実用性検討および太陽電池の利用等による導入コスト削減技術の研究開発に発展させる予定である。
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