両連続相マイクロエマルションを用いた抗酸化物質の評価技術の開発
研究責任者 |
藏屋 英介 沖縄工業高等専門学校, その他部局等, その他(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では、 界面活性剤によって親油性と親水性の溶媒が、熱力学的に安定なマイクロエマルションを形成して特異的な反応場となる両連続層マイクロエマルションを積極的に利用し「両連続相マイクロエマルションを用いた新たな抗酸化物質の電気化学分析法の開発」を行った。親油性の高い化合物と親水性の高い化合物を同時に両連続相マイクロエマルションに溶解しつつ、電極の親疎水性を制御し、それぞれの物質の還元力を電気化学的な手法により測定して抗酸化物質の定量が可能であるか検討を行った。その結果、代表的な物質について抗酸化能を定量したところ、0.1〜10mMの濃度範囲において非常に良い直線性が得られ、BME中での電気化学測定により親油性と親水性化合物の抗酸化能を独立して定量できることが確認された。
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