脂肪加水分解酵素群に着目した脂肪肝炎の新規診断法の開発
研究責任者 |
松原 勤 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 脂肪肝炎は近年急増している生活習慣病であるが脂肪肝炎を簡便に判定する診断法はない。これまでの研究で脂肪肝炎と肝臓の脂肪加水分解酵素活性に関連性があると推定された。ヒトとマウスの両方で代謝される脂肪加水分解酵素の基質の開発し、脂肪性肝疾患マウスを用いて脂肪肝炎診断における本基質の有用性の評価を行う研究を実施した。基質候補化合物として2種類のアゼライン酸-クマリン誘導体に合成に成功し、その有用性を評価するためのヒトおよびマウスの脂肪加水分解酵素過剰発現細胞を構築した。今後、脂肪性肝疾患マウスモデルで基質の有用性を評価する必要性がある。
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