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エキソソームに内包された腫瘍マーカーを測定することによる、がんの早期スクリーニング技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 牧瀬 正樹  崇城大学, 薬学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要本課題では、エキソソーム(細胞外分泌性微小泡)に内包される2種類の腫瘍マーカー分子(Nup88, βカテニン)を高濃度に回収し、既存定量技術に供して、高感度かつ早期に検出する新規診断技術への実用転化試験を行った。3種類のNup88安定発現細胞株を用いた検討から、エキソソームによる上記マーカー分子の濃縮率は理論値よりも低く、検出感度の向上がそれほど見込めないことが分かったため、動物実験の実施には至らなかった。一方、一部の上皮様がん細胞ではNup88が培養上清に比べ約30倍濃縮された。今後はNup88が分泌され易いがん種を特定し、その検出量とがんの悪性度との相関性を調べ、新たなマーカー診断技術の開発につなげたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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