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イオンスイッチを導入した機能性リポソームの薬物輸送の評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三留 規誉  宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要リポソームは、ドラッグデリバリーシステム(DDS)など医薬品分野で利用されている。これまでの研究で、イオンポンプであるATP合成酵素に分子架橋スイッチを導入してリポソームに組込み、リポソーム内のイオン濃度が制御可能な機能性リポソームを開発した。本研究では、DDSでの応用に向けて、この新規リポソームの薬物輸送能を評価した。具体的には、親水性の模擬薬物として蛍光粒子(Qドット)を高効率でリポソーム内に導入する条件を検討した。機能性リポソームの作製法として、凍結融解法とバイオビーズ法でリポソームへのQドットの取り込み効率とリポソーム内への水素イオンが流入を調べた結果、どちらもQドットを高い効率で取り込み、リポソーム内への水素イオンを流入させ、濃度を保つことができることを確認した。今後は、細胞レベルでイオン濃度を制御したリポソームを使用した場合の有効性を実証し、実用化に向けての開発を展開していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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