緑のカーテンを活用した加工用畑ワサビの夏播き超促成栽培法の開発
研究責任者 |
日高 輝雄 山口県農林総合技術センター, 農業技術部, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013 – 2014
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概要 | 消費者の本物、国産品志向の高まりと中国産ワサビの不作を受けて、国産ワサビの需要が増加している。ワサビは高温を嫌うため、高標高の林間畑や渓流地に栽培適地が限られ、また、収穫まで2年以上を要するため、増産が難しい。加工業者は生産量が多く、単価の安い葉柄の供給を望んでいるが、生産者は生産性が低いが単価の高い根茎の生産にこだわっており、両者の間にミスマッチが生じている。そこで、ゴーヤ等の緑のカーテンを活用し、パイプハウスを林間畑と似た環境条件にした中で夏季育苗法を確立し、この苗を用いて加工仕向けの葉柄生産に特化した播種から10か月で収穫する超促成栽培法を開発し、中山間地域の振興に資する。
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