セロトニントランスポーターのユビキチン化による代謝機構に注目したうつ病の診断法の開発
研究責任者 |
毛利 彰宏 名城大学, 薬学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 末梢血中におけるユビキチン化セロトニントランスポーターの発現がうつ病の診断や治療薬選択の指標となるかどうか、ボランティアの血液サンプルを用いて検討した。血小板中のユビキチン化セロトニントランスポーターは少量でも検出・定量が可能であった。日内変動、日間変動、および性差は認められず、室温保存でも安定して測定できた。さらに、血小板中のユビキチン化セロトニントランスポーター量は、うつ病症状の気質と相関が認められた。うつ病患者での検討については、審査中であり実施できなかった。それらを総じて、本研究の達成度は80%である。バイオマーカーを用いたうつ病の診断や治療薬選択への開発基盤を築くことができた。
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