高比強度チタンクラッドマグネシウム合金薄板のレーザー溶接技術開発
研究責任者 |
井上 博史 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | マグネシウム合金の表面に軽量で耐食性と意匠性の良好なチタンを圧延接合したチタンクラッドマグネシウム合金(TCM)板の実用化を推し進めるために、強度と成形性のバランスがとれ、曲げ加工性が良好な2層AZ61Mg/Tiクラッド薄板の溶接管を製造することを想定して、レーザー突合せ溶接継手の作製とその特性評価を行った。構成金属の融点が大きく異なるため、融点の高いチタン層の表面をレーザー加熱することにより突合せ溶接が可能かどうかを検討した結果、適切なレーザー溶接条件下で良好な継手効率を有するAZ61Mg/Tiクラッド薄板突合せ溶接材が得られた。今後の展開として、最適条件下でレーザー溶接したTCM薄板角管を試作したい。
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