オホーツク海産活貝の持続供給を実現させる未利用貝の生鮮食品化技術開発
研究責任者 |
松原 創 東京農業大学, 生物産業学部, 准教授(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 北海道の漁業者は貝類漁獲高の向上を期待しているが、ホタテガイ・マガキ以外の貝類漁獲量は不安定で、持続可能な貝類を探索している。ホッキガイ漁では、それに類似したビノスガイが大量混獲される。しかし、ビノスガイは独特のえぐみを有し、貝殻が開きにくいため食用にならないとされてきた。そこで、本課題ではオーガニック技術で、えぐみ除去を試みた。その結果、いずれの試験においても、えぐみを除去に成功した。さらに、オーガニック技術により貝殻を開けることができた。今後は、えぐみ成分を探索するとともに、本技術によるビノスガイの市場展開を目指し、低迷する貝類生産に貢献したい。
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