体系的課題番号 |
JPMJRX13D1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX13D1 |
研究代表者 |
淺間 一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授(移行)
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研究期間 (年度) |
2013 – 2016
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概要 | 近年、製造業をはじめ、技能者が持つ技能をいかに伝承するかが問題となっている。スポーツや楽器などの技能を含め、通常技能教育は学習者と指導者が同じ時間と場所を共有して行われるため、場所、時間、人数の制約を受ける。その解決策として考えられるeラーニングでは、3次元で動きを見せあったり、場を共有し相互の意図や満足感をスムーズにやりとりすることが難しいため、互いの経験価値が高まらないという問題がある。 本プロジェクトでは、ものづくりの技能や介護技術などの職務的技能、スポーツの上達に関する趣味的技能を対象とし、時間と場所を共有しなくとも学習者と指導者が共創的に経験価値を高め合いながら、技能の教授、習得が可能となる新たなeラーニングシステムの構築を目指す。 具体的には、学習者と指導者の身体動作の違いを計測し、技能(コツ)を抽出する手法を構築するとともに、学習者の上達具合や満足感を定量評価する手法を開発する。これらをeラーニングシステムに統合することで、指導者へもフィードバック可能な経験価値共創プラットフォームの実現を目指す。この結果、技能教育の効率化を実現するだけでなく、学習者と指導者の満足感の向上にもつながり、サービスの質を高めることができる。
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研究領域 | 問題解決型サービス科学 |