台風30号のフィリピン・ビサヤス地方における住民生活基盤と生態系への影響調査
研究代表者 |
石川 智士 総合地球環境学研究所, 研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では、台風30号の被害を受けたフィリピン・ビサヤス地域で、生態系と生業への影響の両面を調査し、台風被害に対する脆弱性を引き起こす要因を特定する。 生態系への影響調査は、合同現地調査を実施し、マングローブ林や陸域の被害状況を調べるとともに、物質動態分析用標本を入手する。分析などは日本側が担当する。生業への影響調査については、日本側で調査項目と質問表の作成を行い、フィリピン側が聞き取り調査とデータの取りまとめを行う。全てのデータは、GISにて統合し、被災前のデータと比較することで、影響が甚大であった地点を特定し、その要因を推察する。 両国の研究チームにおける災害復旧研究の手法を統合することで、共同研究のさらなる発展が期待される。
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研究領域 | フィリピン台風30号 |