台風Yolandaの強風被害原因の究明に基づく効果的な被害低減策の策定と復旧への反映
研究代表者 |
西嶋 一欽 京都大学, 防災研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究は、台風Yolandaによって甚大な被害を受けた一般住宅・学校建築が損傷に至った物理的な過程を明らかにすることで、将来の台風による被害を効果的に低減するための、改良耐風設計手法の提案を目指す。 具体的には、日本・フィリピンの研究者が共同で現地建物調査を行ったうえで、日本側は耐風性能評価に関わる風洞実験、材料強度試験、飛散物衝撃試験および解析を担当し、フィリピン側は耐風設計手法への反映・実装方法の検討を担当する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、現地の文化・気候による建築的特徴および社会的な制約を考慮した、強風被害低減のための改良耐風設計法の確立が期待できる。
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研究領域 | フィリピン台風30号 |