インドにおける高品質迅速診断キットの普及によるデングウイルス、チクングニアウイルス及びインフルエンザウイルスなどのウイルス感染症に対する鑑別診断法の精度向上
研究代表者 |
黒須 剛 大阪大学, 微生物病研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2014
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研究課題ステータス |
移管平成26年度(2014年度)をもってAMEDに移管
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概要 | 本研究は、デングウイルス、チクングニアウイルス、インフルエンザウイルスの簡易迅速診断キットを開発し、診断の重要性を啓蒙することを目的とする。これらの感染症は、発症初期には似た症状を示すが、異なった対策・治療を行わなければならない。そのためベットサイドで行える簡易な早期診断が重要となる。日本側は簡易診断キットの開発とインドでのウイルス学的解析法の指導を担当し、セミナー開催などにより啓蒙活動をサポートする。インド側は臨床検体を用いて診断キットの評価と疫学的調査を行う。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、将来的にインドからほかの流行国へ診断キットが普及することが期待され、南アジア周辺地域の新興・再興感染症に関する有益な情報を提供でき、日本における防疫対策にも有用であると考えられる。
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研究領域 | バイオ医学研究 |