持続的食料生産のための乾燥地に適応した露地栽培結合型アクアポニックスの開発
体系的番号 |
JPMJSA1405 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1405 |
研究代表者 |
山田 智 鳥取大学, 農学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2019
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概要 | 進歩したアクアポニックスで、乾燥地の「水問題」を解決する メキシコでは、急激な人口増加により食料需要が上昇している。しかし、灌漑農業用地下水の枯渇や、塩分の高い地下水の利用による土壌の劣化といった問題を抱える。そこで水の有効活用と土壌の塩類化防止の双方を実現するべく、一歩進んだアクアポニックス*の開発を行う。具体的には、魚やエビを地下水で養殖し、その排水で塩分を吸収する特性をもつ作物を水耕栽培する。作物の栽培により低塩化した水で露地栽培を行う。 *アクアポニックス...水産養殖と作物の水耕栽培を組み合わせた食料生産システム。本プロジェクトでは露地栽培にまでシステムをつなげ、水を最大限に活用する。 世界各地の灌漑農業を、生産性の高いシステムに転換させる 乾燥地に適したアクアポニックスが世界各地で導入されれば、灌漑農業を生産性の高い持続可能な食料生産システムに転換することができる。今後食料問題が起こることが予測されているが、生産性の高いシステムが普及することで、安全な水と食料の確保に貢献することが期待できる。
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研究領域 | 生物資源 |