バイオマス資源化のためのナノカーボンを基盤とする触媒材料の開発
研究代表者 |
木田 徹也 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2017
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概要 | 本研究は、ナノカーボン材料を用いて、超臨界流体中やマイクロ波照射下の特殊反応場において、東南アジアに豊富にあるバイオマス資源の有価成分への効率的転化を目指す。 具体的には、日本チームは酸化グラフェン、フィリピンチームはカーボンナノチューブ、タイチームは水熱炭素を基盤として、その表面を改質した不均一系触媒を開発し、海洋系バイオマス、微細藻類、非食用油からバイオ燃料およびバイオ化成品を製造するプロセスを開拓する。 各国の研究チームが相互補完的に、触媒の最適化、モデル反応の提案、ライフサイクルアセスメント(LCA) に取り組むことで、東南アジア特有のバイオマス資源を有効活用できる技術の開発が期待される。
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研究領域 | 材料分野「機能性材料」 |