概要 | 糖尿病リスクマーカーとして、空腹時の10,12 - (ZE) - HODE、レプチン、アディポネクチン、インスリンを見出し、耐糖能とインスリン抵抗性の同時判定が可能な糖尿病リスク評価モデルを開発している。本研究はそのモデルの検証を目的とし、人間ドック受診者101名に対してコフォート試験を実施した。4種の各マーカーは糖負荷後の血糖値60分、血糖値120分、インスリン抵抗性指標に有意(p<0.05)に相関し、それら複合マーカーとして糖尿病リスク検出に有用であることを検証した。糖尿病リスク評価モデルは耐糖能;感度98%、特異度100%、インスリン抵抗性は感度98%、特異度99%を達成した。本研究は、論文2報(国際誌)、国内学会2件、展示会1件に成果発表した。今後、コフォート試験を継続実施し、実用化へ向けてデータの蓄積を行う。
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