研究責任者 |
原 正和 静岡大学, グリーン科学技術研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 異常気象、特に夏場の高温障害は、農作物の収量と品質を低下させる。これを防ぐための新技術として植物熱耐性向上剤(散布するだけで後天的に作物の熱耐性を高めうる資材)が開発されたが、十分な普及には至っていない。本研究では、研究責任者が開発した、熱ショック応答を定量化する独自のスクリーニング系を駆使し、従来剤より費用対効果の高い物質を探し求めた。その結果、イソチオシアネート類の中から目標に到達した物質を発見した。本物質は、従来剤の5倍の熱ショック応答誘導活性を有し、原料コストも低く抑えられるため、有望な物質である。現在、実用化に向けた開発研究を進めている。
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