アジャイル生産に向けた多軸複合加工機用製造支援システムの開発
研究責任者 |
中本 圭一 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 多軸複合加工機を対象に,先進的な材料や創造的形状を迅速に加工する,アジャイル生産の実現に向けた製造支援(CAM)システムの開発を目標とした.そこでまず,除去形状から加工方法に深く関係する特徴的な領域を認識し,加工プログラムを生成して加工に至る一連のプロセスを自動化した.また,工程設計・工具経路案の評価に向けて,工作機械の物理的特性を反映させた加工時間,加工精度,消費電力の予測手法を提案し,実験結果と比較して妥当性を検証した.さらに,工程評価指標によりオペレータの意向に沿った加工工程が選択できることを確認し,本製造支援システムの有効性を検証して目標をほぼ達成した.今後は,実際に活用される現場で検証を重ねて汎用性を向上させる.
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