生物発光を利用した高感度遺伝子検出システムの開発研究
研究責任者 |
小島 直 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 遺伝子検出技術としては未開拓であった生物発光を利用した高感度な検出システムの開発を目指し、遺伝子配列に応答して発光分子(ルシフェリン)を放出する新規核酸プローブの化学合成を行った。研究期間前半では、ベンジルアルコール誘導体2分子を組み合わせることで、目的の機能を有するプローブ分子を得た。しかしながら合成に多工程が必要であったため更なる検討を加え、ルシフェリン骨格を合成の最終段階で構築する新たなアプローチによるプローブ分子の合成を達成した。本改良型分子からも想定通りにルシフェリン放出反応が誘起されることを確認した。今後は核酸プローブの作製、及び標的遺伝子の生物発光による検出について解析を進める。
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