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睡眠障害関連の心血管イベント予防を目的とする機器の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 野田 明子  中部大学, 臨床検査技術教育・実習センター, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、束縛感がなく自然の睡眠状態を評価できる無拘束の多点感圧シート法とカフレス血圧測定により心血管イベント兆候を予測し、その発生を予防するシステムの開発を目指し、睡眠と血圧との関係を検討した。若年者および高齢者を対象とした従来型の24時間血圧測定とカフレス血圧測定による血圧の比較検討において、カフレス血圧法による推定血圧値の信頼精度は良好であった。睡眠中の血圧および血圧変動は、健常群と睡眠障害群において有意な差があり、各睡眠段階別にも血圧は有意な差が認められた。睡眠障害および夜間血圧上昇は心血管病の危険因子であることは明らかにされており、習慣的な睡眠状態と夜間血圧上昇や血圧変動を無拘束で観察できる本システムは心血管イベント予防に役立つと考えられた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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