山形架構天井における落下防止補強具の試作と実験的検証
研究責任者 |
野田 茂 香川大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 山形架構吊り天井は吊りボルト・ブレースの長さが空間的に均一でない。そこで、振動実験、3次元地震応答解析により、新開発の天井補強具の耐震性確保を目標とした。振動実験の検証結果、2.2g耐震天井の条件を満たしており、強い揺れによっても高耐震性を保証できることが明らかになった。また、振動解析の結果、ブレースを含めた各部材の伝達力、接合部やブレースの変形・応力状態に与える影響が定量的に分析され、1)吊り長さが不均一であると、ブレースや吊り天井全体に及ぼす影響が顕著になること、2)吊り長さを均一にすることが耐震性確保に当たって望まれることがわかった。今後は商品化に伴う本製品の設置進展を期待している。
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