二重反転形小型ハイドロタービンの最高性能実現に向けた研究開発
研究責任者 |
重光 亨 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | ピコ水力などの小型ハイドロタービンは,新エネルギーとして注目されているが,大型の水車と比較し効率が低いことが課題である.そこで,本研究開発では,二重反転形小型ハイドロタービンの最高性能 (最高効率64%)の実現を目標に,非定常CFD解析を実施した.羽根車支持用スポークを含めた前後段羽根車の翼列間流れ場に着目し,スポーク形状の改善により目標値を超える64.2%の効率を得ることができた.また,小型ハイドロタービンの安定運転に関わるポテンシャル干渉に関する基礎データを取得することができ,本供試ハイドロタービンの実用化に向けた大きなステップを踏むことができた.今後は,更なる高性能化を実現する設計法や小型発電機の開発などを実施していく予定である.
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