無溶媒プリンテッド有機エレクトロニクス製造プロセスの開発
研究責任者 |
酒井 正俊 千葉大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究は有機溶媒を用いないプリンテッドエレクトロニクスを実現するために、ゼログラフィ型の印刷によって有機半導体をパターニングし、熱ラミネートもしくは超音波溶融によって有機半導体を溶融・薄膜化し、有機薄膜トランジスタの作製を実証することを目標として実施された。有機半導体のトナー作りからとりくみ、フレキシブル基板上への静電転写が可能であることを実証した。また、局所的・瞬間的な加熱が可能な超音波溶融によって、耐熱温度が有機半導体の融点と同程度のフレキシブルフィルム上に有機薄膜トランジスタを作製し、その動作を実証した。今後の展開としては、本格的なゼログラフィ方式を取り入れ、高精細・多色刷り可能で環境性能に優れたプリンテッドエレクトロニクス技術として発展させていく。
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