研究責任者 |
井上 浩一 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 災害復旧や消防活動で求められる超高出力照明のLED化には、高性能放熱技術の確立が不可欠である。本研究では、LED光源において発生する熱を大型放熱ヒートシンクに高効率で熱拡散するヒートスプレッダーの導入が特に有効であることに着目し、放射状に配置した微小流路内の気液二相流動によって熱拡散する蒸気式ヒートスプレッダーを提案した。LED照明適用時の主要課題と考えられた、大型化、高い熱拡散性能、姿勢による性能変化量最小化、について各種の基礎的な検討を実施し、提案内容の有効性を確認した。今後、蒸気流路改良などによって更なる熱拡散性能向上と実用化のための製作方法について検討を実施する予定である。
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