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摩擦摩耗特性に優れた高温軸受用Fe基自己潤滑傾斜機能材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 佐藤 尚  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では,高温軸受部材への応用を念頭にし,SUS430にグラファイト粒子が傾斜分散したFe基自己潤滑傾斜機能材料の開発を試みた.その際,製造技術として遠心力混合粉末法を用いた.その結果,混合粉末における母相粉末の溶解に必要な熱量を考慮することで,摺動面にのみグラファイト粒子が複合化されたFe基自己潤滑傾斜機能材料を作製することに成功した.また,強度および摩擦摩耗特性の両方を改善するために適したグラファイト粒子体積分率は7vol.%であることも分かった.このFe基自己潤滑傾斜機能材料は,SUS430に比べて,摩擦係数が1/2,耐摩耗性が3倍以上および0.2%耐力が同等であった.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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