研究責任者 |
石田 丈典 広島大学, 先端物質科学研究科, 特任助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | カーボンナノチューブ(CNT)は、産業上重要な物質であるが、生体影響が懸念されている。そのためCNTを取り扱う作業環境で、CNTの飛散状況を日常的にモニタリングするために、低コスト、かつ適切な感度を有する検出技術が必要とされている。本研究では、蛍光で標識したCNT結合ペプチドを利用して、フィルターに捕集したCNTを蛍光顕微鏡で簡便に高感度に検出することを目指した。フィルターの素材や洗浄条件を検討することで、CNT結合ペプチドがフィルターへ非特異的に吸着するのを抑制し、フィルター上のCNTを蛍光顕微鏡で簡便に検出する事に成功した。また、本方法は電子顕微鏡なみの感度であることが分かった。
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