研究責任者 |
根岸 秀之 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 任意仕様のデシカントローター作製を可能とするメソポーラスシリカ(MPS)膜の開発として、2通りの作製法を検討した。波形アルミ基材用泳動電着(EPD)セルを用いた波形MPS膜作製においては、目標とする3.2 mg/cm2以上のMPS膜は得たものの、平滑な膜は得られなかった。一方、連続MPS膜作製用EPDセルを用いて作製条件を検討した結果、アルミ基板上へのMPS量が3.6 mg/cm2のMPS膜において、波形曲げ加工でも膜の欠損しないEPD条件を見出すとともに、100サイクル以上での水蒸気吸脱着サイクル運転において、MPS膜欠損量5wt%以下、水蒸気吸脱着変化量5%以下の目標を達成した。さらに小型のハニカムモジュールの作製に成功した。今後は、産学共同に向けた研究開発を継続する。
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