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がん細胞追跡用ウイルス様粒子の作製~ドラッグデリバリーへの応用を目指して~

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 朴 龍洙  静岡大学, グリーン科学技術研究所, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、Rous sarcoma virus (RSV)由来のgagタンパク質と結腸がん細胞表面に存在するTAG-72に対する一本鎖抗体をカイコ幼虫で共発現させることで、結腸がん細胞に特異的に結合できるRSVウイルス様粒子(VLP)の作製に成功した。さらに、本VLPに抗ガン剤であるドキソルビシンを包含させ、結腸がん細胞に加えた結果、結腸がん細胞を特異的に死滅させることができることを明らかにした。以上より、本研究で作製したVLPはがん細胞特異的に薬剤を運ぶことで、薬剤投与量や副作用の軽減が期待できるドラッグデリバリーシステム(DDS)に応用可能であることが確認された。今後は、実用化を目指し、安価且つ大量に本VLPを得るための効率的精製方法の確立を進める予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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