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汚染土壌の浄化手法の開発とその応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉田 秀典  香川大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要地圏の浄化に関しては,粘土分が多い土壌にセシウムを添加してから一定期間放置し,その後,セシウムの抽出試験ならびに浄化試験(電気泳動試験,吸着材は開発したHApシート)を実施した.その結果,土壌にセシウムを添加し,即,抽出試験をした場合は70%を超える割合で抽出できたセシウムも,例えば,1週間ほど放置した後に抽出試験を行うと,25%程度しか抽出できないことが判明した.これは,粘土等の劣化によって形成されるフレイドエッジサイトにセシウムが強く固着するからである. 水圏の浄化に関しては,魚骨を焼成したのみで,特に加工を施さないヒドロキシアパタイトを吸着材としてストロンチウムならびにセシウムの吸着試験を実施した.その結果,ストロンチウムについては,1週間ほどでほぼ全量の吸着が達成でき,セシウムについては,4週間で半分程度の吸着を達成できた.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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