高弾性率、高耐熱性を有する剛直高分子ナノファイバーの連続製造法の確立
研究責任者 |
内田 哲也 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 高強度、高弾性率、高耐熱性、高熱伝導性を有する剛直高分子ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)のナノファイバー作製法について検討した。目標としていた連続生産設備の構築は完全には達成されていないが、作製法である溶液からの結晶化条件を最適化することでPBOのナノファイバーを作製する方法のスケールアップを検討した。その結果、従来の方法と比べて生産性を50倍に向上させることに成功した(目標は生産性100倍)。また、連続方式でのナノファイバーの作製方法の基礎を構築した。今後、得られた知見をもとに実用化に向けての検討を具体的に進めていく予定である。
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