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多剤耐性細菌を破壊するL-アミノ酸オキシダーゼの細菌結合機序の解明

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 葛西 宏介  弘前大学, 保健学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究は、多剤耐性細菌を破壊して抗菌作用を示すL-アミノ酸オキシダーゼ(psLAAO1)の細菌結合機序の解明を目指した。その結果、psLAAO1に結合することでL-アミノ酸オキシダーゼ活性ならびに抗菌活性を低下させる物質を明らかにした。また、この物質を持つ化合物Xはタンパク質表面に複数結合できることから、立体構造の変化や抗菌活性調節に関与することが考えられる。さらに、この物質を除去することで、これまで抵抗性を示した細菌に対しても抗菌活性を示すことから、この物質はpsLAAO1と細菌との相互作用(部位)に影響を及ぼすことが推察される。今後は、抗菌活性調節ならびに抵抗性細菌に対する活性を増強した改良型抗菌タンパク質の開発を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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