超多眼方式を用いた網膜投影型ヘッドマウント3次元ディスプレイの開発
研究責任者 |
高橋 秀也 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 3次元像による拡張現実感表示を可能とするため、超多眼方式を用いた網膜投影型ヘッドマウント3次元ディスプレイの基本原理の確立を行い、水平視野角20°以上、瞳孔から200cmまでの範囲での3次元像の表示を目標とした。実施項目として、超多眼状態を実現させるために複数の視差画像を網膜へ投影するキーデバイスであるホログラフィック光学素子を作製し、試作した映像投影装置と組み合わせ、試作・評価を行った。その結果、収束点数が3、水平視野角40.2°で、瞳孔から200cmまでの範囲での3次元像の表示が可能であり、当初の目標は達成できた。今後、ホログラフィック光学素子の改良によるシステムの簡単化と3次元像の高画質化を行っていく。
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