研究責任者 |
星野 英人 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | hCBD-BAFをインク利用する際に、粘度の低い蛋白質水溶液での塗布では、紙上での速やかな拡散のため、特定パターンでの印刷は困難であった。通常インクの粘性を与えるために、天然成分から成る増粘剤の添加により、適度な粘性を有するインク化に成功した。インクジェット技術を利用した印刷手法に関しては、セキュリティー印刷の基盤形成に成功したが、研究実施期間内での最適条件の決定にまでは到達できなかった。但し、副産物的な成果として、一般的な「紙」以外にも、当該インクをプラスチックなどの素材に安定結合可能な基礎的手法を新たに見出すことに成功した。インクジェット吐出条件の最適化は今後の課題である。
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