2次元に制限された粘土鉱物表面を用いた迅速光学分割カラムの開発
研究責任者 |
佐藤 久子 愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 生理活性物質はキラリティを有し薬理効果は分子のキラリティに顕著に依存する。しかし光学分割は非常に困難を伴う。本研究では、2次元に制限された粘土鉱物にキラル金属錯体を吸着させ分子認識場として利用する。まず、ヘクトライトがシリカ粒子表面に接着したコアシェル粒子を充填剤として用いその分離能について調べた。ラセミ混合物の例として[Ru(acac)3]の溶出試験を行った結果、従来の層状ケイ酸塩カラムと比べて分割に要する時間が短いことがわかった。プロジェクトに応募した後に特願2014-180909を提出し、各種学会において、ヘクトライト-シリカコアシェル粒子のHPLCカラム充填剤への応用として発表した。
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